堂本光一主演舞台 20日夜から上演再開 LEDパネルは使用中止

[ 2015年3月20日 11:25 ]

堂本光一主演舞台「Endless SHOCK」上演中にセットが倒れる事故が起こった帝国劇場

 19日にセットが倒れる事故が起きた「KinKi Kids」の堂本光一(36)主演ミュージカル「Endless SHOCK」(東京・帝国劇場)は20日の公演(夜の部・午後6時開演)から再開されることになった。東宝が発表した。今後の上演は倒れた「可動式LEDパネル(発光ダイオード)」の使用を全面的に中止し、演出を一部変更する。

 事故は19日「昼の部」(午後1時開演)に発生。19日「夜の部」(午後6時開演)が中止になった。

 事故が起きたのは19日「昼の部」終盤の午後3時50分ごろ。堂本が舞台袖に退いた後、屋良朝幸(32)とヒロインを中心に10人前後が踊っているシーン。観客から見て右側にあった高さ約7メートル、幅約3メートルのLEDパネル3枚のうち、内側2枚が舞台中央の方向にゆっくりと倒れ始めた。

 近くで踊っていたダンサー数人が倒れないように支え、スタッフが床との間に駆け込んだが、重みに耐えきれずに下敷きになった。すぐに音楽と客席の電気が消え、幕が下りた。6台の救急車が到着し、皇居を望む演劇の殿堂は一時騒然となった。

 舞台は光一のライフワーク。2000年に初演。05年から「Endlles SHOCK」と名前を変えた。上演回数は1200回を超え、単独主演の舞台としては森光子さんの「放浪記」に次ぐ記録となっている。

 今年15周年を迎えた。2月3日に初日。公開稽古後に「そんなにやってきた感じはないですが、年齢だけは重ねたかな。21歳で始めた時より体は動くんだけど、回復力はなくなってきてる」と振り返った。今月31日に千秋楽を迎える。

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2015年3月20日のニュース