帝劇事故 ケガ人にジャニーズJr.岸孝良 20日復帰へ

[ 2015年3月20日 13:10 ]

堂本光一主演舞台「Endless SHOCK」上演中にセットが倒れる事故が起こった帝国劇場

 「KinKi Kids」の堂本光一(36)主演ミュージカル「Endless SHOCK」(東京・帝国劇場)を上演中の19日に起こったセットが倒れる事故で、負傷した6人(出演者5人、スタッフ1人)の中にジャニーズJr.の岸孝良(22)がいることが20日、分かった。東宝が発表した。

 負傷した6人(出演者5人、スタッフ1人)は病院に搬送され、精密検査の結果、2人が骨折、4人が打撲と診断。19日のうちに全員、帰宅を許された。そのうち、ジャニーズJr.の岸は医師の診断に基づき、上演再開となる20日の公演(夜の部・午後6時開演)から復帰する。そのほかのアンサンブル4人は加療のため休演する。

 事故が起きたのは19日「昼の部」終盤の午後3時50分ごろ。堂本が舞台袖に退いた後、屋良朝幸(32)とヒロインを中心に10人前後が踊っているシーン。観客から見て右側にあった高さ約7メートル、幅約3メートルのLEDパネル3枚のうち、内側2枚が舞台中央の方向にゆっくりと倒れ始めた。

 近くで踊っていたダンサー数人が倒れないように支え、スタッフが床との間に駆け込んだが、重みに耐えきれずに下敷きになった。すぐに音楽と客席の電気が消え、幕が下りた。6台の救急車が到着し、皇居を望む演劇の殿堂は一時騒然となった。

 舞台は光一のライフワーク。2000年に初演。05年から「Endlles SHOCK」と名前を変えた。上演回数は1200回を超え、単独主演の舞台としては森光子さんの「放浪記」に次ぐ記録となっている。

 今年15周年を迎えた。2月3日に初日。公開稽古後に「そんなにやってきた感じはないですが、年齢だけは重ねたかな。21歳で始めた時より体は動くんだけど、回復力はなくなってきてる」と振り返った。今月31日に千秋楽を迎える。

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2015年3月20日のニュース