【アカデミー賞】高畑勲監督「かぐや姫の物語」長編アニメ賞逃す

[ 2015年2月23日 12:11 ]

アカデミー賞長編アニメ映画賞を逃した「かぐや姫の物語」(C)2013 畑事務所・GNDHDDTK

 映画界最大の祭典、第87回米アカデミー賞の発表・授賞式が22日(日本時間23日)、米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで開かれ、長編アニメ映画賞にノミネートされた高畑勲監督(79)の「かぐや姫の物語」はオスカーを逃した。「ベイマックス」が受賞した。

 同賞への日本映画のノミネートは宮崎駿監督(74)の「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「風立ちぬ」に次いで2年連続4作目で、宮崎監督以外は初。第75回(2002年度)の「千と千尋の神隠し」以来12年ぶりの栄冠はならなかった。

 「ホーホケキョ となりの山田くん」以来、高畑監督14年ぶりの新作。企画開始から8年の歳月と50億円超の製作費が投じられ、2013年11月に劇場公開。興行収入24・7億円のヒットを記録した。14年10月に北米公開された。

 「竹取物語」を原作に、かぐや姫の心情を描く。ヒロインの声は朝倉あき(23)が演じた。

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2015年2月23日のニュース