佐々木蔵之介&夏川結衣 “娘”たちの成長を絶賛「見習わなきゃいけない」

[ 2015年2月23日 19:46 ]

 直木賞作家・宮部みゆき(54)の集大成といわれるベストセラー小説を2部作で映画化した第1部「ソロモンの偽証 前篇・事件」(監督成島出、3月7日公開)の完成披露試写会が23日、都内で行われた。

 中学校の屋上から転落死した生徒に関し、同級生たちが校内裁判で真実を探ろうとするミステリー。1万人以上のオーディションで主人公に抜てきされ、役名でデビューする藤野涼子(15)は、「皆さんは傍聴人として、映画が進む中で何が本当で何がウソかを考えていただきたい」と真摯に訴えた。

 他にも板垣瑞生(14)、石井杏奈(16)、清水尋也(15)ら中学生役はすべてオーディションで選ばれた新鋭ばかりで、涼子の父を演じた佐々木蔵之介(47)は、「子どもたちの立派なあいさつを見て現場を思い出した。まっすぐで、ひたむきに、きれいな心で芝居をしていた」と感心しきり。母親役の夏川結衣(46)も、「すごく成長している。歯を食いしばって作品づくりをしていて、私も参加していろんな刺激を受け、見習わなきゃいけないと思うところもあった。ぜひ子どもたちを見てやってください」と目を細めた。

 成島監督は、「一昨年の11月にオーディションを始め、クランクアップが昨年の9月。長い時間をかけて、毎日涙し、笑いながら頑張った」と子どもたちを称賛。そして、「ウソではなく最高のチームでスタッフ、キャストが一丸となった作品。ぜひ、傍聴席に座っていただけたら」と訴えていた。

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2015年2月23日のニュース