トルコの名音楽家ギュルスィン・オナイ来日 大阪でコンサート開く

[ 2014年11月28日 12:19 ]

演奏を行うギュルスィン・オナイ

 トルコ・日本国交樹立90周年を記念した「ギュルスィン・オナイ来日ピアノコンサート」(主催・トルコ共和国大使館、ユヌス・エムレインスティトゥート)が27日、大阪市北区のエルセラーンホールで開催された。

 ギュルスィン・オナイは、6歳でトルコ国営放送に出演し天才少女として注目を集め、16歳でパリ国立高等音楽・舞踊学校を卒業後、トルコをはじめ、世界中で演奏活動を行い日本を含む世界68カ国で公演を果たすなどトルコを代表する音楽家として知られている。

 コンサート開演前には大使アフメト・ビュレント・メリチ駐日トルコが「大阪の皆さまとさらに友情が深まることを祈念しています」とあいさつ。その後、グリーンの衣装でオナイが登壇し、1曲目のバッハ「パルティータ第1番変ロ長調」の演奏を披露。続いて、メルデルスゾーン「厳格な変奏曲ニ短調Op54」、ショパン「バラード第3番イ長調」、アフメット・アドナン・サイグン「ソナチネOp15」、ベートーベン「ソナタ第21番ハ長調Op53」次々と披露した。

 時には激しく、時にはしっとりと情感たっぷりな演奏で来場者した観客を魅了した。アンコール曲は、なじみの深いモーツァルト「トルコ行進曲」を演奏。その後メリチ駐日トルコ大使から花束を受け取り、感動の余韻でもう1曲と、ショパン「ノクターン」を演奏し、最後はしとやかにコンサートを締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年11月28日のニュース