西川貴教 亜門ミュージカルで主演「どうせならキャスト全員とキスを」

[ 2014年10月3日 14:10 ]

ミュージカル「ヴェローナの二紳士」製作発表記者会見で登壇した(左から)武田真治、霧矢大夢、宮本亜門氏、西川貴教、堂珍嘉邦、島袋寛子、斉藤暁

 12月に開幕するミュージカル「ヴェローナの二紳士」製作発表記者会見が3日、都内で行われ、主演の歌手の「T.M.Revolution」こと西川貴教(43)をはじめ、「CHEMISTRY」の堂珍嘉邦(35)、「SPEED」の島袋寛子(30)、元宝塚月組男役トップで女優の霧矢大夢(40)らが出席した。

 シェークスピア初期の傑作喜劇で、トニー賞最優秀作品賞と最優秀脚本賞を受賞した名作を宮本亜門氏(56)の演出で上演される。主人公の二紳士を西川と堂珍が演じ、彼らの恋人役の2人のヒロインを島袋と霧矢が演じる。4人とも宮本作品は初参加。

 西川は「宮本さんに声とか表現を評価していただいて、参加させていただけることがうれしい。不安はもちろんありますが、それ以上に宮本さん独自のグルーブを楽しめれば」と話した。役柄について「破綻した役。本能のままで一番人間味がある」と話した西川。「女性以外の方とキスをするシーンが台本に多く書かれていて、どうしていけばいいのかという戸惑いも多い。どうせならキャスト全員とキスをするぐらいのテンションで、プロテュースを僕なりに演出し、楽しんでいきたい。はっちゃけたプロテュースにできれば」と意気込みを語った。

 堂珍は「シェークスピアの初期の作品を新しいアプローチでやりたいと聞いて、新しい発想というところに賛同した。ラテンは僕の雰囲気が対極にあるとは思うが、それに触れ、少しでも自分が変わっている部分があれば」。

 日本では75年に劇団四季で上演されており、それ以来の上演。その時から演出を熱望していたという宮本氏は「(キャストは)個性がある方が多くて、動物園みたいな稽古場になると思う。原作者には『好きに変えていい』と言われた。東京版の新しいヴェローナを演じたい」と目を輝かせた。東京公演は12月7~28日、日生劇場にて。その後、福岡、愛知、大阪で上演される。

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