安倍なつみ ソロデビュー10周年で新ジャンルへ「第一歩です」

[ 2014年9月18日 18:01 ]

アルバム発売記念コンベンションで、タイトル曲「光へ」を熱唱する安倍なつみ

 元「モーニング娘。」で歌手の安倍なつみ(33)が18日、東京・赤坂のサントリーホール・ブルーローズでアルバム「光へ-classical &crossover-」の発売記念ライブコンベンションを開催。公演本番前に報道陣の取材に応じ、新たなる挑戦への熱い思いを語った。

 
 この日は関係者約300人を招待してのお披露目の舞台。サントリーホールに立つということに「夢のようですね。すごく緊張しています」と安倍。報道陣にも伸びやかな歌声で感情豊かに新曲を歌い上げると「緊張で震えてどうにかなりそうでした。しっかり感情を乗せて伝えるということが大きなテーマ。そこを大切に今後も歌っていきたい」。

 モー娘。を卒業後、ソロ歌手として舞台、ミュージカルへの活躍の場を広げている安倍。ソロデビュー10周年を契機に、ミュージカルで培ってきた発声法でクラッシック音楽とポピュラー音楽を融合させたクラシカル・クロスオーバーという新ジャンルに挑戦する。「ミュージカルで生のオーケストラの音での自分の歌の表現をしていく中で好きな世界だな、いつかこういう世界で歌を届けることができたらというのがどこか夢だった。すごく大きなチャンス。新しい第一歩をスタートするという気持ちで挑んでいる」。

 「モーニングコーヒー」でデビューしたのが16歳。「あの時は何もわからないような状態で歌っていたけど、今はいろんな経験をして意志がそこにある。でも、16歳のデビューと似た感情はあるかな」と笑った。同ジャンルの日本での先駆者として知られる故・本田美奈子(享年38)の追悼コンサートで披露した歌がレコード会社のクラッシク部門のプロデューサーの目に留まり、今回のCD制作が決まったという。「美奈子さんの歌の力を大切にしていきたい」としつつも「そこを追うわけではなく、今、私にできる安倍なつみの表現でいきたい」。今後は「まずはこのアルバムを一人でも多くの方に聞いていただきたい。いつかはオーケストラのサウンドの中でコンサートができたら。どんどん実力をつけていきたい。きょうが第一歩です」としっかりと前を見据えた。

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