サッカーW杯ブラジル大会、民放赤字…放送権高騰で2大会連続

[ 2014年9月18日 16:36 ]

 民放連の井上弘会長は18日の定例会見で、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会のテレビ放送をめぐり、民放全体の収支が赤字になったと発表した。W杯の赤字は2010年の南アフリカ大会に続いて2大会連続。赤字額は明らかにしなかった。

 井上会長は赤字の理由として、放送権料の高騰をはじめ、時差による深夜、早朝での放送が番組スポンサーの動向に影響したことなどを挙げた。

 井上会長は「日本代表の結果は残念だったが、W杯のコンテンツとしての魅力は相変わらず高い。放送業者として体力の続く限り、皆さんにお届けしていきたい」と述べた。

 また、東京で開催される20年大会を含む五輪4大会の放送権が計1100億円に上ったことについては、井上会長は「金額は破格だと思っている。しかし、日本人選手の活躍を余すところなく伝えたいので思い切った決断をした」と話した。

 W杯と五輪の日本向け放送権は、NHKと民放で構成するジャパンコンソーシアム(JC)が扱っている。

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2014年9月18日のニュース