布袋寅泰 新アルバムでパンク大御所と共演!25年前の夢再び

[ 2014年8月27日 06:30 ]

布袋寅泰(左)の新アルバムでコラボレーションしたイギー・ポップ

 ギタリストの布袋寅泰(52)が米ロック歌手、イギー・ポップ(67)とコラボレーションした。10月1日に発売するアルバム「New Beginnings」に、イギーが2曲ボーカルで加わり、それぞれ作詞も手掛けた。「パンクのゴッドファーザー」の異名を取る重鎮と日本のロックスターの共演は大きな話題になりそうだ。

 ザ・ローリング・ストーンズのプロデューサーで知られるイギーの友人、ドン・ウォズ(61)を通じて、布袋がオファー。今月上旬、米マイアミでレコーディングした。2曲のタイトルは「How the Cookie Crumbles」と「Walking Through the Night」。ともに重厚なロックナンバーだ。イギーは「2曲とも作品の方向性が明確で、ロックンロールがしっかり存在していて最高だ。この楽曲たちに関われて誇りに思う」と話した。

 布袋にとって再挑戦となる一作だ。「新たな夢をかなえたい」と12年8月にロンドンに移住。今作は、現地で完全制作し「ギタリズム(88年発売のアルバム)で僕は“世界へ”の夢に挑み破れた。あれから25年。再びその夢にチャレンジするためにロンドンに渡り、この作品を作った」と明かした。

 4人の世界的なプロデューサーを迎えて制作し「イギーが参加してくれた2曲をはじめ、4人の敏腕プロデューサーとともに作り上げたこのアルバムで、僕は2度目のデビューを果たす」と意気込んでいる。

 ◆イギー・ポップ 1947年4月21日、米ミシガン州生まれ。69年にアルバム「イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ」でデビュー。ステージ上で嘔吐(おうと)したり、ガラスの破片の上を裸で転げ回って救急搬送されるなど、過激なパフォーマンスで名をはせる。代表曲に「ラスト・フォー・ライフ」など。現在もバンド「ザ・ストゥージズ」のボーカルとして活動している。10年にロックの殿堂入り。

 ≪9・11先行試聴会≫このアルバムの先行試聴会が9月11日に都内で行われることが決まった。布袋も参加し、一作に込めた思いなどを語るという。また、10月17日からは、埼玉公演を皮切りに11月30日の東京・NHKホール公演まで全18公演の全国ツアーを開催。

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