及川光博10年ぶり連ドラ主演 ヒールに快感「ストレス発散になる」

[ 2014年8月21日 06:00 ]

及川光博の主演ドラマ「悪貨」のイメージカット。右は黒木メイサ

 俳優で歌手の及川光博(44)が、WOWOWのドラマ「悪貨」(11月スタート、日曜後10・00、全5話)で10年ぶりに連続ドラマに主演する。

 島田雅彦氏の同名小説が原作。及川は、検査をすり抜けるほど精巧な偽札を作り、日本経済の破壊をもくろむ謎の大富豪、野々宮冬彦を演じる。

 連ドラ主演は04年のテレビ朝日「ミステリー民俗学者 八雲樹」以来。同局の人気シリーズ「相棒」で演じたエリート警察官の神戸尊や、TBS「半沢直樹」で演じた主人公の良き相談役の渡真利忍など、これまでは“善玉”の印象が強かったが、イメージを一新する悪役に挑戦する。

 ほとんど経験のない役どころに、ロケでも「僕って、悪役顔だよね」と周囲を笑わせるなどノリノリ。「正直、ストレスの発散になりますね(笑い)。心の奥底に押し込めた憎悪を解放する“キモチよさ”があります。あ、もちろん演技ですよ!?」と、未知の快感に目覚めている様子だ。

 ドラマでは、野々宮の秘められた理想や、壮大すぎる計画の全容、真意が徐々に明かされていく。また黒木メイサ(26)が演じる潜入捜査官、宮園エリカと頭脳的な駆け引きを繰り広げる中で、引かれ合っていくさまも描かれる。

 及川は「孤高のダークヒーローを精いっぱい、細やかに演じたい。個性と実力を併せ持った共演者の皆さんにも、どうぞご期待ください」と意気込みを語っている。

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2014年8月21日のニュース