92歳 瀬戸内寂聴さん法話の庵閉鎖へ 体力的負担「いよいよ覚悟を決める時が」

[ 2014年7月21日 21:55 ]

 徳島市出身の作家瀬戸内寂聴さん(92)が法話などを定期開催する「寂庵 ナルト・サンガ」(徳島県鳴門市)が閉鎖されることが、21日分かった。体力的負担が理由で、ホームページで公表された。

 ナルト・サンガは京都市の寂庵の別院として、2009年11月に開庵。故郷の活動拠点として法話などを定期的に行ってきた。

 ホームページによると、寂聴さんは5月末に圧迫骨折して療養中で、寂庵での行事を中止していたが、定期開催は今後も体力的に困難としてナルト・サンガの閉鎖を正式に決めた。京都での法話や写経の会は再開される予定。

 寂聴さんはホームページで「老体の負担を痛切に感じます。気力で行事を続けてきましたが、いよいよ覚悟を決める時がきました」とし、これまでの参加者へ感謝の気持ちを表している。

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2014年7月21日のニュース