新「HERO」で“あのダウン”使えぬハンデも…攻めの夏服

[ 2014年7月20日 10:00 ]

初回26・5%のロケットスタートを切ったフジテレビ「HERO」の1場面

 第1回(14日放送)の視聴率が今年放送の全ドラマで1位となる26・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録する好スタートを切ったSMAP木村拓哉(41)主演のフジテレビ「HERO」。冬ドラマ(1~3月)だった13年前から一転、真夏の7月スタート。放送時期が決まった時、渡辺恒也プロデューサー(32)は「あのダウンジャケットが使えないのか…ヤベエな」と思ったという。

 「あのダウンジャケット」とはもちろん、木村拓哉(41)演じる主人公・久利生(くりう)公平が前作で着ていた「A BATHING APE」社の茶色いダウンジャケット。“スーツを着ない異色の検事”を象徴するアイテムで、放送当時はプレミアがつくほどの人気となった。

 「HERO」復活をアピールするには不可欠の存在。「あのダウンジャケットを着てないなんて、久利生じゃない」と前作ファンに違和感を覚えさせる可能性もあった。さらに、夏は外出が増え、全般的に視聴率が苦戦する季節。冬のイメージが強く、同局の勝負ドラマでもあった「HERO」を7月にスタートするのは“冒険”だった。

 それでも「夏」を言い訳にはできなかった。昨夏のTBS「半沢直樹」が大ヒットしたからだ。

 渡辺氏は「数字がついてくる環境はある」と信じ、何より「他局にできたんですから…」と“やられたらやり返す”という半沢のお株を奪う気概で臨んだ。「トレードマークを使えない」というハンデも、「13年前と同じ服を着ているのはおかしい」と発想を転換。木村も「ああいう服を着ていた人は、このラインにいくはずというのを考える」と賛同してくれた。

 選ばれたのは13年前と同じ“アメリカンカジュアル”を基本にしたTシャツやネルシャツなどの夏服。商品は早くもインターネット上でブランド名などが話題になっている。数々の社会現象や流行語を生み出した作品の続編だけに、渡辺氏は「13年を経て変わったポイント、変わらなかったポイントをしっかり押さえることが大切だった。そこがドラマの面白さにつながっていけば」と話している。

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