新垣結衣 教師役に初挑戦「そんな年齢になったんだなあ」

[ 2014年7月8日 05:30 ]

映画「くちびるに歌を」の役作りのため、ピアノの猛練習に励んでいる新垣結衣

 女優の新垣結衣(26)が教師役に初挑戦する。長崎・五島列島の中学を舞台にした映画「くちびるに歌を」(来年2月公開)に主演。島の大自然を背景に教え子との心の交流を描き、壺井栄が1952年に発表した小説「二十四の瞳」の現代版といえる作品。“ガッキー先生”が今を明るく生き抜こうというメッセージを届ける。

 原作は中田永一氏の同題小説。08年にNHK全国学校音楽コンクール課題曲となったアンジェラ・アキ(36)のヒット曲「手紙」をモチーフにしたベストセラーだ。

 新垣が演じるのは、東京から故郷の五島列島へ戻り、合唱部の顧問となった元ピアニストの音楽の臨時教員。実家のボロボロのトラックで通勤する変わった一面もある役どころ。コンクール出場を目指す部員たちに課した「15年後の自分へ宛てた手紙」をきっかけに、自身も生徒たちも悩みや環境、自分自身を見つめ直していく。

 製作サイドは「新垣さんの凜(りん)とした雰囲気は先生にピッタリ。大人代表として、いろいろなことに気付いていく役どころを演じてほしい」としている。

 新垣はピアノにも初挑戦。ここ3カ月、猛レッスンを積み、当初は「ねこふんじゃった」しか弾けなかったが、現在はベートーベンやショパンの曲、劇中で伴奏する「手紙」を奏でるまでに上達した。

 ロケは五島列島を中心に長崎県内で行い、今月半ばにクランクイン。新垣は「今までは生徒として先生や先輩方に見守られる役だったのが、今回は初めて先生側ということで、そんな年齢になったんだなあということをあらためて実感しています。頑張ります」と、成長した横顔を披露していく。

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2014年7月8日のニュース