伊丹十三記念館に13万人 妻の宮本信子喜び「すばらしい良き日」

[ 2014年3月22日 16:50 ]

 映画「お葬式」やエッセー「女たちよ!」など多彩な作品で知られる映画監督の故伊丹十三さんを紹介する伊丹十三記念館(松山市)の来館者数が22日、2007年のオープンから累計13万人を突破した。

 妻で館長の女優宮本信子は「とってもうれしい。今日はすばらしい良き日となりました」とコメントを寄せた。宮本は昨年、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演して人気を博し、伊丹さんの功績も再び注目された。

 伊丹さんの名前にちなんだ13万人目となり、記念品を受け取った東京都中野区の会社員上原裕一さん(32)は「好きなことに正直に生きた伊丹さんがすてきだと感じた」と話した。

 伊丹さんは1933年、京都市に生まれ、両親の故郷である松山市に引っ越して高校時代を過ごした。記念館は映画の構想ノートや絵コンテなどを展示している。

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