福山雅治、復興支援に感謝!特別な演出で「台湾のファンと一つに」

[ 2014年2月26日 05:30 ]

台北・松山空港に到着した際、ファン500人の熱烈歓迎を受けた福山雅治

 福山雅治(45)が25日、台湾・台北で、6月に開催するアジアツアーの記者会見を開いた。歌手の仕事での訪台は初めて。11年に企画していた同地での公演を東日本大震災を受けて中止しており、4年越しの願いがかなった形。復興支援に尽力してくれた台湾に感謝するとともに「台湾のファンの方と一つになりたい」と特別演出を用意していることも明かした。

 台湾メディア80社150人が集結した、台北駅前の5つ星ホテル「パレ・デ・シン」の会見場。黒のライダースジャケット姿で登場した福山は、流ちょうな北京語を繰り出した。「大家好、我是福山雅治。我真的又來了(こんにちは、福山です。また帰ってきました)」。昨年7月の主演映画「真夏の方程式」の台湾プレミア以来の訪台。「必ず音楽で帰ってきたいと思っていたので凄くうれしい」と、歌手としての初上陸を喜んだ。

 台湾、香港をめぐるアジアツアーは、デビュー25年目で初の海外公演。初日の台湾は、1万2000人を収容する台北最大級の台北アリーナで6月7日に開く。台湾のライブ制作会社は「満席にするのは難しい会場。チケット完売が見込めないと開催できない」と説明。昨年1年間で、同所で公演した日本人は安室奈美恵(36)だけで、台湾での福山人気が後押ししたと強調した。

 4年越しの悲願。11年に企画した台湾公演は、同年3月24日に発表する予定だった。だが、3月11日に東日本大震災が発生し、中止された。一方、台湾からは200億円以上の義援金が寄せられ、福山も「台湾に来て、人柄の良さを肌で感じた」という。

 公演にはその恩返しの意味も込め、特別な演出を用意。福山が歌うステージ後方の座席も開放し、そこの観客に白いTシャツを着てもらう計画だ。「皆さんに正面から映像を当てるとキャンバスになる。一緒にステージ演出に加わってほしい」と説明し、「台湾のファンと一つになりたい」と気持ちを明かした。

 会見では珍しい場面もあった。司会を務めた人気女性歌手マチルダ・タオ(44)が、いきなり「記憶力は良い?」と質問し、立て続けに「私の電話番号を言うので覚えてくれますか?」と仰天発言。突然のラブコールに、福山は「ぜひ教えてください」と笑顔で大人な対応。モテモテぶりは台湾も日本も同じだ。

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