「風立ちぬ」アカデミー賞長編アニメ候補に 宮崎監督「大変光栄」

[ 2014年1月16日 22:12 ]

「風立ちぬ」の宮崎駿監督

 米映画芸術科学アカデミーは16日、第86回アカデミー賞の候補を発表し、長編アニメ賞で宮崎駿監督(73)の「風立ちぬ」がノミネートされた。

 日本の長編アニメでは2005年度の宮崎監督の「ハウルの動く城」以来。宮崎監督は02年度に「千と千尋の神隠し」で同賞を獲得しており、受賞すれば11年ぶりの快挙となる。今回は「アナと雪の女王」など4作品と栄冠を競う。

 また、長編ドキュメンタリー賞に、ニューヨーク在住の前衛芸術家、篠原有司男さん(81)夫婦を描いた「キューティー&ボクサー」がノミネート。短編アニメ賞には森田修平監督の「九十九」がノミネートされた。

 発表・授賞式は、3月2日(日本時間3日)にロサンゼルスで行われる。

 ▼宮崎駿監督の話 私の引退作品「風立ちぬ」がノミネートされたことを大変光栄に思います。海外でこのような評価をいただけるのは、この作品に携わったスタッフ全員にとって非常に名誉なことです。アカデミー会員の方々と、成功に導いてくれた全ての人たちに心から感謝します。アメリカの多くの人たちがこの作品を見てくださればうれしいです。

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