ヒチコック関与の作品修復 ナチスのユダヤ人収容所題材 初公開へ

[ 2014年1月9日 07:38 ]

 英国が生んだサスペンス映画の巨匠ヒチコック監督が制作に関わったナチス・ドイツのユダヤ人強制収容所のドキュメンタリー作品が完全に近い形に修復され、第2次大戦終結70年を前に、今年から来年にかけて映画館や英テレビ放送で初公開される。8日付の英紙インディペンデントが報じた。

 同紙によると、作品は英軍とソ連軍が撮影した強制収容所の映像を基にしている。ヒチコックは1945年に知人に要請され、作品の場面構成について助言。映像を見た後、1週間はスタジオに行くのを避けたほどショックを受けたとされる。

 同紙は、この経験が恐怖や暴力の映画表現に影響を与えた可能性を指摘した。

 作品は45年末までに完成したが、連合軍は戦後ドイツの復興に悪影響を与えると判断。6巻あったフィルムはお蔵入りになった。

 うち5巻は80年代に米国の研究者がロンドンの帝国戦争博物館で見つけ、84年のベルリン国際映画祭で公開された。同博物館はこのほど、デジタル技術を駆使し、6巻目の素材もつなぎ合わせて修復したという。

 新たに付けられる題名は未公表。日本で見られるかどうかも不明だ。試写を見た関係者らは「恐ろしいが、同時に素晴らしい」との印象を口にしたという。(共同)

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