光GENJIの水と油 大沢&諸星共演の理由は“20年前の約束”

[ 2014年1月9日 18:04 ]

映画「鷲と鷹」完成披露記者会見で肩を組む大沢樹生(左)と諸星和己

 元「光GENJI」の大沢樹生(44)と諸星和己(43)が9日、都内でW主演映画「鷲と鷹」(今夏公開予定)の完成披露記者会見に出席。かつて国民的アイドルグループのメンバーで人気を二分した2人。不仲説もささやかれてきたが初監督作品となった大沢が主演に諸星を起用し、20年ぶりのツーショットが実現した。

 「水と油なので交われるわけない。仲が悪かったのは本当です」。大沢は当時からささやかれていた噂をあっさりと認めた。諸星も当然とばかりに「顔がタイプじゃない。見た目が嫌いなんです」と豪快に笑う。

 そんな2人を再び引きあわせたのはグループの別れ際に交わした約束だった。役者志望だった大沢は「いつか一緒に仕事をやれたらいいね」と諸星に映画の共演を持ちかけていた。長い時間を経て2本の映画プロデュースを経験した大沢は昨年初監督作のチャンスがようやく巡ってきた。温めてきた「五分五分の人間ドラマ」を描く上で「2人の空白の時間も含めて、物語の中で説得力を持てるのは諸星和己しかいなかった」と旧友にオファーを出した。

 久々の連絡に驚いたのは諸星だった。事務所に届いた電話に「どこの大沢さん?」と本気でいぶかしく思ったという。「どっか会うのが嫌だなと思う自分はいたんですが、衣装部屋で衣裳を選んでいる自分もいました。多分、会いたかったんです」と照れ笑いを浮かべる。

 映画を通して2人の関係にも変化が生じた。諸星は「グループの頃から彼がいて僕が目立った。僕がいて彼が目立った。やっぱりやりやすかったですよね」とコンビの良さを再確認。監督業に取り組む大沢の姿を通して「かっこいいなと正直思いました。不器用さが愛らしく見えてしまう。続編があればまたやりたい」と再共演を熱望した。大沢は「僕らは水と油だけどシェイクした時に不思議な模様になる。それが映画にも出ている」と語った。

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2014年1月9日のニュース