チャン・イーモウ監督の違反金1億円超 一人っ子政策で当局通知

[ 2014年1月9日 19:02 ]

 「紅いコーリャン」などの作品で知られる中国映画界の巨匠、チャン・イーモウ監督が、一人っ子政策に違反して3人の子どもがいる問題で、江蘇省無錫市の計画出産当局は9日、チャン氏夫婦に「社会扶養費」と称する違反金748万元(約1億3千万円)余りを支払うよう命じる通知を送付した。中国メディアが伝えた。

 違反金額は収入に応じて決定。規定により張氏は通知を受け取ってから30日以内に全額を納めなければならない。従わなければ、当局が強制執行を裁判所に申し立てる場合もあるという。

 チャン氏をめぐっては、一人っ子政策に反して「7人の子どもがいる」との疑惑が浮上、その後3人の子どもがいることを認めた。当局の対応に高い関心が寄せられていた。

 チャン氏には男児2人と女児1人がいる。チャン氏が2011年に婚姻手続きを取るまで、3人の子どもは無戸籍の状態だった。(共同)

続きを表示

2014年1月9日のニュース