W杯テレビ中継 NHKと民放で全64試合を分担

[ 2013年12月8日 05:30 ]

 NHKと民放テレビ各社が、サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の全64試合を分担して中継放送することが7日、関係者への取材で分かった。放送試合の振り分けは今後、発表される。

 NHKと民放各社が共同でつくる「ジャパンコンソーシアム(JC)」が放送権料の交渉を続けていた。地上波と衛星放送の双方を利用して中継する。

 W杯中継をめぐっては、放送権料が近年高騰している影響で、10年の南アフリカ大会で民放全体の収支が初めて赤字になった。衛星放送のスカパーJSATは02年日韓大会の全64試合の放送権を百数十億円で獲得。その後も06年のドイツ、10年の南アフリカ両大会まで3大会連続で中継していたが、ブラジル大会では中継を見送る方針を決めている。JCが全試合を放送できるのかについても不安視する見方があった。

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2013年12月8日のニュース