「半沢」の愛之助が特別公演 近鉄百貨店が小劇場を再開へ 

[ 2013年11月1日 10:29 ]

「近鉄アート館」の新装オープン発表記者会見で、あいさつする片岡愛之助

 近鉄百貨店は1日、日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)に入る本店に、小劇場「近鉄アート館」を来年2月22日に新装オープンする、と発表した。ハルカスが3月7日に全面開業するのをきっかけに13年ぶりに演劇事業を再開し、集客を狙う。

 大阪を拠点に活動し、テレビドラマ「半沢直樹」で注目された歌舞伎俳優、片岡愛之助(41)の特別公演で幕を開ける。

 劇場はウイング館8階にあり、全体の面積が約450平方メートル。約300の座席は、舞台を囲む形の「三面客席」とした。

 ウイング館9階に貸しホール「SPACE9」も新設し、文化の発信拠点を目指す。

 近鉄アート館は1988年にオープンし、つかこうへい作・演出の「今日子」、蜷川幸雄演出の「夏の夜の夢」などが上演された。しかし、催事場などに活用した方が集客を見込めるとの判断から、2001年に演劇事業を休止していた。

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