「桂米朝落語全集」発刊!米団治、健在ぶりアピール

[ 2013年11月1日 10:22 ]

 「桂米朝落語全集 増補改訂版」が1日から発刊されることになり、このほど、弟子で長男の桂米団治(54)が大阪市内で会見した。

 米朝自ら執筆に携わった「米朝落語全集 全七巻」(1980~82年刊行)から33年ぶり。発行元の創元社によると、昭和・平成と時代をまたいで個人全集が発刊されるのは、幕末から明治に活躍した初代・三遊亭円朝(大正・昭和・平成で発刊)以来2人目。米団治は「米朝も(改訂版発刊に)“え~、ほんまかいな。なんか申し訳ないな”とまんざらでもなさそうでした」と明かし、米朝に校正を頼んだ原稿を「老眼鏡ナシで読み、間違いもチェックする」と、師匠の健在ぶりをアピールした。

 初公開の「浮世床」など7編を含む150編超の落語を収載。来年6月までに全8巻を随時刊行する。「深化した落語の教科書ができる気がする」と、手応えを語っていた。

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2013年11月1日のニュース