フジ「ほこ×たて」打ち切り決定「真剣勝負を標榜している番組の継続は不可能」

[ 2013年11月1日 17:34 ]

「ほこ×たて」の司会を務めていたタカアンドトシ

 フジテレビのバラエティー番組「ほこ×たて」に不適切な演出があった問題で、フジテレビは1日、放送打ち切りを決定した。

 同局は「不適切な演出があったことが社内の調査で確認された」とし、さらに「真剣勝負を標榜している番組の継続は不可能と判断」との結論に達し、放送終了が決まった。

 同局は「視聴者の皆様、真摯にご協力頂いた出演者の皆様の信頼を裏切る結果となってしまいましたことを深く反省し、心からお詫び申し上げます」と謝罪した。

 「ほこ×たて」は毎週日曜日、午後7時から放送。問題の映像は10月20日放送のスペシャルで、「どんなものでも捕えるスナイパーVS絶対に捕えられないラジコン」と題した3対3の勝ち抜き戦。撮影時は、ラジコン軍団の1番手だったボートが3連勝し、対決はあっさり終了してしまったが、番組ではヘリコプターとカーが先に登場。ボートが最後にラジコン軍団を逆転勝利に導いたことになっていた。

 ラジコンカーを操縦した男性(43)が放送を見た後、勤め先のホームページで「まったくの作り物だ」などと、ねつ造を告発していた。

 また、サルが登場した昨年10月放送の番組でも、動物に対する配慮が欠けた演出があったという。

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2013年11月1日のニュース