コブクロ、ソチ五輪テーマ曲初披露 小渕「儚くも強いもの意識」

[ 2013年10月23日 18:23 ]

NHKソチオリンピック・パラリンピック放送「テーマ発表取材会」で初披露のテーマ曲を熱唱したコブクロの(左から)黒田俊介、小渕健太郎

 男性デュオ「コブクロ」が来年開催されるソチ五輪、パラリンピックのテーマソングを担当することになり、23日、東京・渋谷のNHKホールで初披露された。

 タイトルは「今、咲き誇る花たちよ」。作詞・作曲を担当した小渕健太郎(36)はさまざまなこれまでの五輪映像を見て書き上げたといい、「花が上っていく感じがテーマ。儚くもどこか強いものを意識した。(タイトルは)今、(2月へ向けて)練習を積み重ねている選手たちへ向けた言葉です」と話した。

 コブクロには珍しく、8分の6拍子のミディアムテンポの楽曲で、バラードが多い、これまでの同局の五輪テーマ曲の中でも異色と言える。小渕は「映像を見て、今までのどれにも似てないものを作らないといけない、今までの曲を全部切り捨てるぐらいの気持ちになった。選手たちがチャレンジしているので、僕らがチャレンジしないわけにはいかない。自分たちの中にないものをチャレンジしてこそだと思って、テイストを新しくしてみた」と力を込めた。

 「ずっと思っていたことで、頑張っている人の涙は何よりも美しい、という思いを書くことができてうれしい。曲を作りながら頑張っている選手たちから勇気をもらった。この曲で選手たちの頑張りを後押しができ、見ている人と選手たちの結び目になれたら」と思いを語った。

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