栃木で三国さん追悼の写真展 38年間の表情伝える

[ 2013年6月12日 20:58 ]

 4月に死去した俳優三国連太郎さんを、1972年から38年間にわたって撮影し続けた日本写真家協会会員の信太一高さん(66)=栃木県那須町=が、同県総合文化センター(宇都宮市)で14日から三国さんの追悼写真展を開く。16日までの3日間。

 写真は72年から2010年までに撮影した50点。舞台の楽屋で三国さんがメークをしながら役に入っていく迫力の表情や、信太さんの自宅や食事会などで見せた穏やかな表情などを、モノクロ写真で伝える。

 信太さんは72年、三国さんが私財を投じた自主製作映画「岸のない河」のスチルカメラマンとして、舞台となったアフガニスタンなどに同行。その後も「三国さんの表情の豊かさや変化に魅了され」(信太さん)映画や舞台、プライベートといったさまざまな場面で三国さんを撮影し続けた。

 信太さんは「三国さんの人間像の深さを感じてもらえたら」と話している。入場無料。問い合わせは同センター、電話028(643)1000。

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2013年6月12日のニュース