福田雄一監督、さしこの魅力語る “屈折オーラ”の「とりこに」

[ 2013年6月7日 10:07 ]

第5回選抜総選挙の投票速報で1位発進した指原莉乃

 堤真一(48)が主演する映画「俺はまだ本気出してないだけ」(15日公開)の福田雄一監督(44)がスポニチ本紙取材に応じ、同作に出演するHKT48の指原莉乃(20)の魅力を語った。放送作家としても長くAKB48グループを見守る福田氏は、選抜総選挙(8日開催)の投票速報で1位のアイドルをけなしながらも、「アイツのだめなところをイジって、いじめたくて仕方ない。とりこになってる」と自認。さらに、NMB48の渡辺美優紀(19)についても絶賛した。

 映画監督だけでなく、舞台やドラマ、バラエティー番組の脚本・監督なども務める福田氏。ドラマ「THE3名様」などで見せた手腕に着目したAKBグループの総合プロデューサー・秋元康氏(55)から、「ダメなヤツを面白く見せるのがうまいから、指原も頼むよ」と言われた。

 一緒に仕事をし始め、秋元氏が指摘する指原の“アイドル失格”とも言える要素がよく見えてきたという。「一度も美人だと思ったことはないし、歌も踊りもヘタ。性格もゆがんでる」と強烈なダメ出し。だが、「従来のアイドルにない屈折したオーラを持ってる。腹立つような中途半端なブサイクぶりとかが、逆に気になってすごく構いたくなる。それこそが彼女の最大の魅力で、天性の才能」と解説した。

 今では、ドラマ「コドモ警察」など、ほとんどの監督作に起用するほど指原を評価。今作の撮影では、堤も「アイドルのオーラが全くないのに、ちょっとオモロイなあ。アイドルやめて女優になったらええのに」と、指原を褒めていたという。過去の恋愛スキャンダルでHKT48への移籍を命じられたが、逆境を自虐ネタで笑いに変えるたくましさを発揮。福田氏の言う“屈折したオーラ”の面白さが開花し、速報1位の好成績につながったようだ。

 また、福田氏はAKB48のチームBにも所属するNMBの渡辺に「一本釣りされた」と笑う。出会いは、福田氏が手掛け、チームBが出演するバラエティー番組「サタデーナイトチャイルドマシーン」の現場。「かわいく僕を見上げながら、鼻にかかった柔らかい関西弁で話してくるんですよ」と、その魔性ぶり?にメロメロ。「ドラマのヒロインに起用したい。彼女は出世する」と太鼓判を押していた。

続きを表示

2013年6月7日のニュース