マイケルさん 処方薬中毒克服のためインプラント治療受けていた?

[ 2013年4月12日 15:18 ]

処方箋中毒の克服のため肉体改造治療を受けていたとされる故マイケル・ジャクソンさん

 マイケル・ジャクソンさん(享年50)は生前、処方箋薬の中毒症状を克服するため秘密裏にメディカル・インプラント治療を受けていたという。英紙「ザ・サン」が報じた。

 2009年6月、元主治医コンラッド・マーレー被告の治療により急性プロポフォール中毒で亡くなったマイケルさん。今回の報道によれば、マイケルさんは03年頃、鎮痛薬を摂取することで快楽を得ていた症状を治療するために、脳内で快感を生じさせる受容体をブロックすることによってドラッグ摂取の効果を無力化してしまう医療インプラントを体内に埋め込んでいたようだ。

 通常はヘロインやモルヒネ中毒患者に処方される麻薬拮抗薬のナロキソン(商品名:ナルカン)を逐次投薬することができるインプラント装置が死亡後のマイケルさんの体から発見されたという。生前のマイケル氏を治療したことがある医者のデヴィッド・フルニエ医師が現在係争中の裁判に提出した資料により初めて明るみになった。

 その資料によると「フルニエ医師が当時施そうとしていた手術前に、マイケルさんは以前に体内に埋め込んでいた『ナルカン・インプラント』のことについて医師に話さず虚偽を装っていた、とフルニエ医師は信じている」と記されているという。

 現在、マイケルさんの母親であるキャサリン・ジャクソンさんがツアー・プロモーターのに400億ドル(約4兆円)の巨額賠償金を求めている裁判で、フルニエ医師の証言は決定的な証拠となる見通しだ。ただAEG側の弁護団はキャサリンさん側の主張を真っ向から否定している。 現在ロサンゼルス高等裁判所で行われている裁判は今後3カ月間続く予定だ。

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2013年4月12日のニュース