過酷撮影も「岩盤浴」 三池監督、松嶋菜々子の女優魂を絶賛

[ 2013年3月13日 13:30 ]

映画「藁の楯 わらのたて」完成報告会見に出席した松嶋菜々子

 女優の松嶋菜々子(39)が13日、都内で行われた映画「藁の楯 わらのたて」(4月26日公開、三池崇史監督)完成報告会見に主演の大沢たかお(45)のほか、共演の藤原竜也(30)らと登場した。

 「藁の楯 わらのたて」は木内一裕氏の同名小説を映画化したサスペンスアクション。松嶋は大沢演じる銘苅とともに、凶悪犯(藤原)の移送という過酷な任務に徹する警視庁警備部のクールなSP・白岩篤子役を演じる。

 「お互いを信頼し合っている。現場の雰囲気が良くて、明るく楽しく仕事をしようというのが感じられた。いい緊張感でメリハリのある現場だった」と初めての三池組の現場を振り返った松嶋。初のSP役でアクションにも挑戦しているが、「動き、見た目、しゃべり方も男性に交じって強じんな男性に見えるように、努力しましたね。準備段階としては蹴りをやってみたり、パンチをやってみたりしましたけど、思ったよりもアクションは少なかった。(アクションは)うまく打つよりは息を合わせるのが大変だなと思いました」と話した。

 そんな松嶋に三池崇史監督(52)は「炎天下のアスファルトの上で寝っ転がってないといけないシーンがあったんですけど、“仕事しながら岩盤浴をしているような感じです”と言っていて。すごい人だなと思った。マイナスな点もプラスに変えるのがスゴイ」と絶賛。これに対し、松嶋も「熱いと言っても、涼しくはならないので…」とひょうひょうと話し、女優魂を見せつけた。

 今回は9歳の息子を育てながら仕事をするシングルマザーの役どころ。自身も二児の母だが「仕事は仕事と集中力で分けるところは共通点ですかね。同じ子持ちとしての“自分には守るものがある”という部分は深いところでの役作りにはなった」と話した。

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