“笑いの神”寛平 ガリガリガリクソンに「御利益もらいに来い」

[ 2013年3月13日 09:20 ]

自身とそっくりの「笑いの神像」と並んで笑顔を見せる間寛平

 笑いの殿堂・なんばグランド花月の玄関に“笑いの神”が降臨した。同所で20日に開幕する「吉本百年物語」3月公演「百年感謝 これからもよろしく」で間寛平(63)が演じる笑いの神様を模した像が12日、お披露目され、不幸続き!?の後輩芸人・ガリガリガリクソン(27)に寛平は、「御利益をもらいに来い」と呼びかけた。

 除幕式でブロンズに光る体長80センチほどの笑いの神が現れると、寛平は思わず吹き出した。「僕にそっくり」とご機嫌で、報道陣に「撫でたら運がつく。ええ記事書けますよ」と訴え、笑わせた。

 「吉本百年物語」千秋楽の4月7日までNGKの玄関に設置する予定。人を笑わせ幸せを運ぶと御利益をうたう像だけに、寛平はガリクソンの名を挙げ、「店もつぶれて大変な状態やから、像を触った方がええ」と参拝を勧めた。

 確かにガリクソンは今年に入って不運が続いている。1月には韓国へ旅行した際にカジノで大負け。たった3時間で20万円を失い、その後も見知らぬおじさんから「これを使って勝て!」と軍資金5万円を渡されるも5分も待たずにスッカラカン。所持金は38円。宿泊先も決めておらず、夜には氷点下18度になる極寒の地で心身も財布まで凍り付いた。

 2月には行き過ぎた発言で先輩芸人に本気で激怒されて反省の毎日。さらには自身がプロデュースする大阪・ミナミのラーメン店「麺屋坂本」が3月10日に閉店。昨年5月の悲願のオープンから1年足らずの短命で終わった。

 本紙取材にも「しばらくはお笑いに専念する」と誓っていたガリクソン。不幸続きでワラにもすがりたい気持ちになるのは間違いない。ただ、この救世主になりそうな“笑いの神”も吉本関係者によると、「実は発泡スチロールを塗料でコーティングしたもの」と衝撃の告白。精巧に作られており、製作費は「そこそこかかってる」そうだが、通天閣のビリケンさんよりも価値がないのは明らか。寛平が言うようにガリクソンの負のパワーを振り払える御利益があるかは、謎だ。

 ≪「吉本百年物語」今回が最終回≫寛平が笑いの神・猿田彦大神と僧侶を演じる吉本百年物語3月公演は、昨年4月から続いたシリーズの最終回となる。「これまでの出演者みんなの汗がにじんだタスキを渡され、ゴールに向かう感じ」と語り、「子役も達者。ぜひ見てほしい」とアピールした。ダンスや音楽で吉本100年を振り返る、フィナーレにふさわしい華やかな舞台が展開される。

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2013年3月13日のニュース