69歳、食道がん…寅さん初代マドンナの光本幸子さん死去

[ 2013年2月23日 06:00 ]

22日に亡くなった女優の光本幸子さん

 映画「男はつらいよ」の初代マドンナを務めた女優の光本幸子(みつもと・さちこ、本名深谷幸子=ふかや・さちこ)さんが22日午後6時10分、食道がんのため東京都台東区の病院で死去した。69歳。東京都出身。葬儀・告別式の日取りは未定。施主は次男深谷慶介(ふかや・けいすけ)氏。

 新派の水谷八重子さん(初代)に師事し、1955年、小学6年の時に明治座公演「望郷の歌」で舞台デビュー。以後、新派の中軸として「伊豆の踊子」などに出演し、67年の「なよたけ」で市川新之助時代の市川団十郎さんと共演。65年のNHK連続テレビ小説「たまゆら」で人気を集めた。

 山田洋次監督がメガホンを取り、渥美清さんが主演した人気シリーズ「男はつらいよ」第1作(69年)のマドンナ役で映画初出演。主人公の寅さんが思いを寄せる帝釈天のお嬢さん役を演じた。74年、明治座の社長との結婚を機に引退したが、84年に女優復帰。01年に離婚した。「陽暉楼」「キネマの天地」などの舞台や映画「隠し剣 鬼の爪」などにも出演した。

 ▼山田洋次監督 あまりにも突然のことで、言葉を失っています。思い返せば、光本幸子さんが「寅さんシリーズ」に登場したのは43年も前です。劇団新派で鍛えられた演技力の確かさと、背筋の通った凜(りん)とした美しさは、その後48作続くことになったシリーズの初代マドンナにふさわしいものでした。ついこの間までお元気で、まだまだ芝居の仕事をされたかったはずです。本当に残念です。

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