阿部寛 来年の“お約束”司会にもう「緊張」

[ 2013年2月15日 06:00 ]

第55回ブルーリボン賞授賞式で受賞の喜びを語る阿部寛

 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京スポーツ7紙の映画記者で構成)が選ぶ第55回ブルーリボン賞(12年度)の授賞式が14日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。古代ローマ人などさまざまな役柄を演じた主演男優賞の阿部寛(48)は「素晴らしい役に出合えてうれしく思います」と喜びを語った。

 司会の永作博美(42)から阿部は「特に“テルマエ・ロマエ”では、古代ローマ人を違和感なく演じて、観客を納得させてしまうなど、まさに個性や持ち味が輝いていました」と紹介され、壇上で観客の温かい笑いに包まれた。そして「あのような役に出合い、自分にできるのかなと思ったけれど、違和感なくやれてしまったのかな」と照れながら語って、受賞の喜びをかみしめた。

 昨年は「麒麟の翼~劇場版・新参者~」で刑事、「テルマエ・ロマエ」でローマの浴場設計士、「カラスの親指」では詐欺師を熱演。「3本の公開の映画があって、素晴らしい役に出合えてうれしく思います」と笑顔で語った。

 ブルーリボン賞では、主演男優賞と主演女優賞を受賞した俳優と女優が翌年、同賞の司会を務める慣習がある。

 阿部は自身の出番を待つ間、食い入るように、前年受賞の竹野内豊(42)と永作の司会が映るモニターを見ていた。「2人の姿を見ながら、緊張していました。ソツなくこなしたいと思います」と、緊張のあまり、お風呂のシーンが多かった「テルマエ・ロマエ」を思い起こさせるような、のぼせたようなほんのり赤い顔で話した。

 そして「きょうは竹野内さんや永作さんのファンの方がたくさん来ていますけど、来年もたくさん来てくれるかな…」とつぶやいた。永作から「阿部さんのファンじゃない人も(授賞式を見に)来ますから、大丈夫ですよ」と、フォローになってない?突っ込みが入り、「キツいな…」とぼやいて会場を沸かせた。

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2013年2月15日のニュース