中国で「007」シリーズ最新作の一部カット 上海で銃撃のシーン

[ 2013年1月22日 20:15 ]

 中国で21日に公開が始まった人気スパイ映画「007」シリーズの最新作「スカイフォール」の一部場面が原作から削除されていることが分かった。当局の検閲を受けた措置とみられる。英BBC放送(電子版)が22日までに伝えた。

 同放送によると、削除されたのは、中国人の警備員が上海で銃撃される場面。また登場人物が中国の売春や腐敗に触れたせりふが、中国語の字幕ではあいまいに翻訳されているという。

 中国当局は、国産映画を育成する目的で、海外の映画の上映数を制限。さらに検閲を実施し、中国当局への批判的な表現などが含まれる映画の上映は認めていない。(共同)

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2013年1月22日のニュース