「ウルトラC」「金メダルポイント」元NHKアナ鈴木文弥さん死去

[ 2013年1月22日 18:37 ]

 五輪やプロ野球などスポーツ中継で活躍した元NHKアナウンサーの鈴木文弥(すずき・ぶんや)さんが20日午後6時13分、急性肺炎のため神奈川県内の病院で死去した。88歳。東京都出身。葬儀・告別式は25日に親族のみで執り行い、後日しのぶ会を開く予定。喪主は置かない。

 1948年入局。名アナウンサーとして知られた志村正順さんの薫陶を受け、スポーツ中継で活躍した。

 スピード感あふれるしゃべりと豊富な語彙で人気を集め、体操の難易度を示す「ウルトラC」を定着させたことでも知られる。東京五輪では、日本がソ連を破った女子バレーボール最終戦のテレビ実況を担当し、マッチポイントを「金メダルポイント」と形容、流行語になった。

 NHKを退職後は民放テレビのキャスターを務めたほか、スポーツ評論や講演活動を行った。

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2013年1月22日のニュース