田原総一朗氏「例を見ない解放区を作ってくれたのは大島さんと野坂昭如さん」 

[ 2013年1月22日 16:05 ]

 肺炎のため15日に80歳で亡くなった映画監督の大島渚さんの葬儀・告別式が22日、東京都中央区の築地本願寺で雨の中、営まれ約700人が参列した。映画「御法度」(99年)で俳優デビューを飾った松田龍平(29)は北海道紋別でロケ中の藤竜也(71)からの弔電を代読した。

 「愛のコリーダ」に主演した藤の「大島さん、あなたは僕のヒーローでした」という弔電を読み上げた松田は、自らも「大島さん。ありがとうございました」と一礼。俳優の道を歩むきっかけを作った恩師に最後の別れを告げた。

 評論家の田原総一朗氏は弔辞で大島さんの遺影に「大兄(たいけい)」と呼びかけ、「怒りの塊のような人物。前代未聞」とその人柄を評した。共演した「朝まで生テレビ!」について、「まったく例を見ない解放区を作ってくれたのは大島さんと(作家の)野坂昭如さんのおかげ」と述べた。

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2013年1月22日のニュース