藤本渚七段は「将来のタイトル候補」 谷川浩司十七世名人、王将戦1次予選で敗れた若きホープにエール

[ 2026年4月22日 17:30 ]

王将戦1次予選で谷川浩司十七世名人(左)に勝利した藤本渚七段
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 藤井聡太王将(23)=名人など6冠=への挑戦権を争う第76期王将戦1次予選が22日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、藤本渚七段(20)が午前の対局で谷川浩司十七世名人(64)に勝利した。両者は初対戦。谷川は藤本の師匠・井上慶太九段の兄弟子にあたり、棋界の師弟関係においてはおじとおいになる。

 終局後、谷川は待望の初対局を「うっかり、(対局)できないままかと思っていた」とブラックジョーク。加えて、「(藤本は)将来のタイトル候補だと思っている。気持ちよく対局できた」。昨年度40勝12敗の・769で藤井らを抑え、勝率一位賞を初受賞した躍進も称えた。

 将棋は振り駒の結果、後手になった谷川が向かい飛車を選択した。居飛車党だが、後手番では振り飛車も指す谷川にしても向かい飛車は2019年12月以来6年ぶり。対局への意気込みを物語るようで、王は藤本がミレニアム囲い、谷川は銀冠に構えた。

 藤本は一時、桂損になったが馬を作り、さらに飛車金交換へ踏み込んだ。そして持ち駒にした金で谷川角を捕獲し、そのまま押し切った。「小さい頃に棋譜を並べて詰将棋も解いた。谷川先生と指せるのは感慨深かった。中盤、読みにない手を指されて苦しくしたかと思った」と振り返った。

 午後の1次予選決勝では森本才跳四段(24)に97手で勝利した。2期ぶりに2次予選進出を決め、「下手すると駒がどんどん取られる。ギリギリの展開だった」。敗れた森本は「(54手目)△4五歩と突いたのがうかつだったかも」と反省した。

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