由紀さおり20年ぶり単独紅白内定 トリ抜てきも!

[ 2012年10月21日 06:00 ]

20年ぶりの単独紅白出場が内定した由紀さおり

 大みそかの第63回NHK紅白歌合戦(午後7・15~11・45)に、由紀さおり(63)が出場することが内定した。還暦を超えて、世界的ヒットを成し遂げたことが高く評価された。1992年に「赤とんぼ」などの童謡を歌って紅組トリを務めて以来、20年ぶり13回目の単独出場。姉の安田祥子(71)との出場を含めると通算23回目で、今年のトリの有力候補の一人になりそうだ。

 由紀が紅白に帰ってくる。

 今年の音楽界で大きな話題になったのが、由紀の世界での活躍だ。米国の人気楽団「ピンク・マルティーニ」とのアルバム「1969」が30カ国でヒット。国内では41年ぶりにオリコンチャートのトップ10入りを果たした。

 NHK関係者によると(1)ニッポンの歌謡曲の魅力を世界に広めた功績(2)還暦を過ぎての世界挑戦が国民に勇気を与えた――などが選考の理由。「現在まさに出場者を選考している最中だが、今年の由紀さんの活躍は目を見張るものがあり、異論もなく最も早く内定した出場者の一人です」と明かした。

 前回単独出場した92年は紅組のトリとして「赤とんぼ~どこかに帰ろう」を歌唱。紅白史上初めて、トリでメドレーを歌っている。89年と93~01年は姉の安田祥子との童謡コンビで出ており、通算では23回出場の“常連”だ。

 歌唱曲はこれからだが「夜明けのスキャット」など「1969」の収録曲を歌うのは確実。「夜明けの…」に決まると、初出場した69年以来43年ぶりに紅白のステージで披露することになる。

 最近の紅組のトリは、和田アキ子(62)天童よしみ(58)石川さゆり(54)で固定化しつつあり、NHKは09年から2年連続でDREAMS COME TRUEを抜てきするなどしてきた。そんな中で、実績も話題性もあり、何より会場を盛り上げるパフォーマンス力を持った由紀の復帰は、NHKにとって“トリ選び”のうれしい悩みになりそうだ。

続きを表示

2012年10月21日のニュース