父に続いて日本のトップ!?小泉孝太郎が徳川慶喜役

[ 2012年7月20日 06:00 ]

徳川慶喜役で「八重の桜」への出演が決まった小泉孝太郎

 綾瀬はるか(27)が主演する来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の共演者が19日、東京・渋谷の同局で新たに発表され、小泉孝太郎(34)が“日本のトップ”に立つことになった。

 徳川幕府最後の15代将軍、徳川慶喜役に抜てき。現在の内閣総理大臣ともいえる武家の頂点に君臨する役どころで、トップに上り詰めた気持ちを聞かれると、「身近な人に、日本のトップに上り詰めた方がいるので、(役づくりは)その人に聞いてみたい」と、父の小泉純一郎元首相から“アドバイス”を求める考えを明かした。

 徳川慶喜といえば、御三卿一橋徳川家の第9代当主として将軍後見職・禁裏御守衛総督など要職を務めた後、15代将軍に就任。大政奉還や新政府軍への江戸城明け渡し(無血開城)を行った人物。小泉の起用理由について、内藤愼介エグゼクティブ・プロデューサーは「持ってるりんとした品格。将軍が持っている品格を持っている」と説明した。

 ドラマは、幕末の会津藩に生まれ、戊辰戦争では自ら銃をとって戦い、「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた綾瀬演じる山本八重(後の新島八重)の波乱の生涯を、福島県の会津地方などを舞台に描く。クランクインは8月末の予定。小泉は「当時、慶喜が何を見つめていたのか、この作品を通して1つの答えを導き出せたら、と思っています。日本が開国か攘夷(じょうい)かで大きく揺れ動いていた時に決断しなければいけなかった葛藤、苦悩を思いっきり演じたい」と意気込んだ。

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