あの名物連載「黒い報告書」がドラマ化 演出は深作監督長男

[ 2012年5月6日 07:39 ]

BSジャパンの初オリジナルドラマ「黒い報告書シリーズ」で主演する石黒賢と村川絵梨

 BSジャパンが初のオリジナルドラマを放送する。ドラマスペシャル「黒い報告書シリーズ」(6月9日後9・00)で、週刊新潮の名物企画「黒い報告書」担当の編集者を主人公に描く。1話50分の2本立ての構成で、今後も不定期で数回放送する。第2弾は12月ごろ放送予定だ。

 「黒い報告書」は、実際に起きた男女の情痴が絡んだ殺人事件を、作家が小説に仕上げる60年代から続く連載。最近では重松清氏、岩井志麻子氏、志水辰夫氏らが執筆した。

 ドラマの主人公を演じるのは石黒賢(46)。編集者と作家が事件を取材し、小説を作り上げる過程を描く社会派のエロチックサスペンスドラマになる。第1話は、日本映画界の中心的存在だった故深作欣二監督の長男で、映画監督の深作健太氏(39)が初めてテレビドラマの演出を手掛ける。

 石黒は週刊新潮の担当者に会って役作り。「“非常にただれた感じでやっていただきたいです”とおっしゃっていました」と笑顔。深作氏は「映画監督として、でき得ること全てに過激に挑戦してみたい」と意気込んでいる。

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2012年5月6日のニュース