「九代目中車」襲名　香川照之　歌舞伎初舞台でいきなり主役

　松竹は９日、歌舞伎俳優の市川亀治郎（３６）が四代目市川猿之助の襲名を披露する６月と７月の歌舞伎公演（東京・新橋演舞場）の演目と配役を発表した。

　同公演では、当代猿之助（７２）が二代目猿翁を襲名。猿之助の長男で俳優の香川照之（４６）が、九代目市川中車を襲名し、歌舞伎俳優として初舞台を踏む。

　亀治郎はスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」（６、７月）の他、「義経千本桜」（６月）や「黒塚」（７月）に出演。香川の歌舞伎俳優としての初登場は６月の「小栗栖の長兵衛」で演じる主役長兵衛。７月の公演では市川団十郎、市川海老蔵親子と共演する。

　また五代目団子を名乗る香川の長男政明（８）も「ヤマトタケル」で初舞台を迎え、親子で共演する。