サンド伊達 支援続行を呼びかけ「東北の文字を見たら思い出して」

[ 2012年3月9日 16:46 ]

DVD「東北魂」発売記念イベントに登場、狩野英孝(右)の繰り出すギャグに渋い表情の「サンドウィッチマン」伊達みきお(左)と富澤たけし

 宮城県出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が9日、都内でコントDVD「東北魂TV」(発売中)の発売記念イベントに登場し、東日本大震災からの復興への思いを語った。

 「この1年は早かった」と神妙な面持ちで振り返った伊達みきお(37)。「3月11日の前にこのDVDを出すことができてうれしい」と話した。

 「サンド」を初め、マギー審司(38)、狩野英孝(30)ら東北出身のお笑い芸人らが「笑いで復興支援」を目的に立ち上げたグループ「東北魂」。チャリティーライブなどを通して義援金を募る活動を行なっている。同DVDはBSフジで放送中のコント番組「東北魂TV」を未公開映像も含めパッケージ化した。収益の一部は義援金として被災地へ送られる。

 「DVDは腹から笑ってもらって、東北の文字を見たら『被災地はまだ大変なんだな』と思い出してほしい」と伊達。震災で祖母を亡くしたマギー審司は「1年経ったから終わりではなく、やっとがれきが撤去されて、これからがスタート」と引き続きの支援を呼びかけた。

 先日、同番組で宮城県の小学校を訪れた際に「地元の小学生に足で砂をかけられた」という狩野は「まさかのアウェーだった」と引きつった表情。Twitterでも「宮城の恥」と書かれたことを明かし、「宮城が狩野英孝の出身地だと(子どもたちが)誇れるぐらい成長していかないとダメだと思った」と苦笑いしていた。

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2012年3月9日のニュース