桂三枝、文枝襲名へ成功祈願「いよいよ」と思い新たに

[ 2012年2月22日 18:17 ]

六代目「桂文枝」襲名披露興行などの成功祈願を終え、笑顔を見せる桂三枝。左は桂きん枝

 7月に上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を襲名する桂三枝(68)が22日、三重県伊勢市の猿田彦神社で、襲名披露興行などの成功を祈願。「今日までは『本当に継ぐんかな』などとあまり現実的になれなかったが、いよいよなんだなという気持ちになった」と決意を新たにしていた。

 黒紋付き姿で、おはらいを受けた後に落語を奉納。猿田彦大神を祭る本殿に向かって、タクシー乗車中の珍エピソードを身ぶりを交えて語り、参列した関係者ら約100人の笑いを誘った。

 三枝は69歳の誕生日の7月16日に「六代文枝」を襲名。その後、各地で襲名披露の落語会を開く。弟弟子の桂きん枝(61)らと記者会見した三枝は「この年でチャレンジできることがあるのをうれしく思う。精いっぱい頑張りたい」と力強く語った。

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2012年2月22日のニュース