独ベンダース監督 原発は「未来を破壊する」

[ 2011年10月28日 06:00 ]

福島県飯舘村を訪れたビム・ベンダース監督(奥左)

 映画「ベルリン・天使の詩」などで世界的に知られるドイツのビム・ベンダース監督(66)が27日、東京電力福島第1原発の事故で計画的避難区域に指定された福島県飯舘村を訪問した。住民の話を聞き「原発は人類の発明の中で唯一、人間の未来を破壊するものだ」と感想を語った。

 放射線被害について地元の女性が「じわじわと真綿で首を絞められるような苦しみだ」と訴えると、監督は「彼女をどうやって助ければいいのか。あなたは一人ではないと、連帯の気持ちを伝えるしかない」とため息を漏らした。

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2011年10月28日のニュース