シングルマザー役で初主演 市井紗耶香「子どもの愛おしさ実感」

[ 2011年10月28日 15:31 ]

第24回東京国際映画祭「明日に架ける愛」舞台あいさつに登場した(左から)香川秀之監督、八千草薫、市井紗耶香、アレックス・ルー、倉木麻衣

 元「モーニング娘。」の市井紗耶香(27)が28日、第24回東京国際映画祭特別上映作品の主演映画「明日に架ける愛」の上映舞台あいさつに、W主演を務めた中国人俳優のアレックス・ルー(26)、八千草薫(80)、香川秀之監督らと登壇した。

 初主演を務めた市井は「今回、ここまで大きな役で携わることができて感無量です。とても緊張はしましたが、八千草さんをはじめ、たくさんの方々に支えていただいて、やりきった!という気持ちでいっぱいです。香川監督はそこまで言わない方なので、やりやすい現場でもありましたけど、自分自身との戦いでもありました」と充実感たっぷりに話した。

 市井が演じる悠子はファッションデザイナーとして仕事をしながら女の子を育てるシングルマザー。市井自身も今年5月に元ミュージシャンの吉澤直樹氏と離婚し、二児を育てるシングルマザーとなっている。役どころについて「働きながら子どもを育てるというのは私自身と重なる部分がかなり大きいですね。自分にとって子どもはいつも仕事に行く時は背中を教えてくれる存在。この映画を通じて子どもの大切さ、愛おしさを実感できましたね」と話し、笑顔を見せた。

 イベントにはこの日、誕生日を迎えた歌手の倉木麻衣(29)も真っ赤なドレスで登壇。主演のアレックス・ルーとのデュエット曲で、映画の主題歌「Brave your heart」を披露した。先月、「鳥の巣スタジアム」の愛称で知られる中国・北京国家体育場にて開催された音楽祭で同曲を歌った倉木は「とても緊張しましたが、本当に素晴らしい経験をさせていただきました」と振り返った。

 日中友好40周年記念作品として制作された本作は、国境も時代も超えた家族のつながりを描いた心温まる感動作。2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国ロードショー。

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