映画の役柄そのまま?セガール、保安官に転身!

[ 2011年10月16日 06:00 ]

アリゾナ州の警察学校で保安官と話すスティーブン・セガール

 映画「沈黙の戦艦」など“沈黙シリーズ”の主演で日本でもおなじみの米アクション俳優スティーブン・セガール(59)が警察官に転身する。米とメキシコの国境周辺にあたるテキサス州ハズペス郡の保安官代理として来年1月から勤務予定。不法入国や麻薬密売などが頻発する犯罪の最前線で、映画のように自慢の武術を生かして事件を解決できるか――。

 死者も続出している米とメキシコの国境警備。今年8月には、国境付近にあるメキシコの警察署で、麻薬組織の攻撃に恐れをなした所属警官20人が全員辞職する事態も発生した過酷な職務だ。ロイター電によると、セガール本人から「国境周辺のパトロールを行う保安官代理の仕事に興味がある」とハズペス郡側に持ちかけたという。

 ハリウッドスターから思わぬ連絡を受けた郡保安官は「売名行為でなく、本当に祖国のために貢献したいという情熱が感じられた」と話している。

 セガールは合気道が七段の腕前のほか、柔道、剣道、空手、中国武道などアジアの武道を生かしたアクションで人気。銀幕で見せる不死身のイメージが定着している。

 もともと俳優活動の副業として、ルイジアナ州ジェファーソン郡の保安官など20年以上、警察官の経験がある。米で放送されたセガールの保安活動に密着する番組では、カーチェイスの末に自動車泥棒を捕らえたり、銃を隠し持つ若者に臆することなく、逆に諭してみせるなど、映画そのままの活躍ぶりを伝えている。

 ハズペス郡は人口3400人の街で、不法入国が横行。米に渡ればメキシコの貧困地区で得られる収入の約3倍を稼げるため、不法入国者は後を絶たない。

 セガールの具体的な仕事内容は決まっていないというが、最前線に配属されれば不法入国者による投石や武器による攻撃などに立ち向かう場面も想定される。自身はほとんど無傷のまま敵を全滅させる映画での強さを、国境でも発揮することができるか。

 ◆スティーブン・セガール 1952年4月10日、米ミシガン州生まれの59歳。ユダヤ系の父とアイルランド系の母の間に誕生。7歳から格闘技に接する。88年「刑事ニコ/法の死角」で銀幕デビュー。75年、大阪の合気道道場の女性と結婚するが84年に米国で女優とも結婚し重婚騒ぎとなり、双方とも破局。87年に女優ケリー・ルブロックと再婚するも96年に離婚。日本人女性との間に1男1女をもうけ、長男剣太郎セガール(36)はモデル、長女藤谷文子(31)は女優としてデビュー。

 ≪米俳優の華麗なる転身≫

 ▼ロナルド・レーガン 第40代米大統領。81~89年の2期。映画初出演は37年。「ボンゾーのおやすみの時間」(51年)など計53本に出演したが、俳優としては「B級」評価。67~75年はカリフォルニア州知事を2期務めた

 ▼アーノルド・シュワルツェネッガー 03年にカリフォルニア州知事選に当選し、今年1月まで2期7年務めた。04年の映画「80デイズ」の出演を最後に俳優業は休業

 ▼クリント・イーストウッド 86年、米カリフォルニア州のカーメル市市長選に当選、1期2年を務めた。俳優デビューは54年。退任後の92年、監督兼主演の「許されざる者」でアカデミー賞監督賞と作品賞を受賞

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