海老蔵9カ月ぶり復帰 ファンから「待ってました」の声

[ 2011年7月3日 06:00 ]

午前9時25分ごろ自宅を出発する市川海老蔵

 昨年11月に飲食店で殴られるなどしてケガを負い、謹慎していた市川海老蔵(33)の復帰公演「七月大歌舞伎」が2日、東京・新橋演舞場で初日を迎えた。「勧進帳」など成田屋のお家芸に出演。海老蔵は「舞台に立たせていただけることに感謝」と文書でコメントを発表。客席には「今後は私生活にも気を付けてもらいたい」などの声も聞かれた。

 昼の部2演目の「勧進帳」。富樫左衛門役の海老蔵は、長ばかまを引きずりながらゆっくりと舞台に登場した。昨年9月の京都・南座公演以来の舞台。「待ってました」「成田屋」などの大向こうが飛び交う中、父・市川団十郎(64)の武蔵坊弁慶を相手に、安宅の関での息詰まる問答を展開した。負傷した左目の充血は完全に消えていた。

 この日は午前9時25分、自ら運転する車で都内の自宅を出発。白シャツに黒いネクタイ、黒のベストといういでたち。サングラスをかけ、両耳にはイヤホン。報道陣の問いかけにも答えることはなかった。事件後の昨年12月7日に行った記者会見では、それまで周囲へ不遜な態度をとってきたことについて「変わらないといけない」と反省の言葉を口にしていた。しかし、会釈ひとつしない海老蔵に、取材陣からは「あまり変わってないようだ」の声もあがった。

 復帰公演の製作発表は行わず、この日の劇場でも取材は一切なし。「お客さまから温かいご声援をちょうだいし、身の引き締まる思いです。舞台に立たせていただけることに感謝し、日々の舞台に全身全霊で挑んでまいります」と心境をつづった文書を、松竹を通じて配布しただけだった。

 公演を観劇した歌舞伎ファンの小泉純一郎元首相(69)は「よかった。さすが千両役者」と感想。復帰を待ち望んでいたファンも「涙が出た」など一様に興奮気味。そんな中で「歌舞伎界をリードしていく立場なんだから、今後は私生活にも気をつけてもらわないと」と、注文を付けるファンもいた。

 午後9時30分すぎには車で帰宅。報道陣が「お疲れさまでした」と声をかけたが無言。直前に自宅に戻った団十郎は「おかげさまで初日を迎えることができました」とホッとした様子だった。

 今後は9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座へ出演することが決まっている。

 【騒動以降の経過】

 ▼昨年11月25日 海老蔵が東京・西麻布で飲酒中に伊藤リオン受刑者に殴られ入院

 ▼28日 被害届を提出

 ▼29日 顔面整復手術。警視庁が傷害容疑で伊藤受刑者の逮捕状を取る

 ▼12月7日 海老蔵退院。都内で会見

 ▼10日 伊藤受刑者が出頭、逮捕

 ▼12日 警視庁が伊藤受刑者を送検

 ▼24日 海老蔵と伊藤受刑者との示談成立

 ▼28日 東京地検が伊藤受刑者を起訴。海老蔵が会見し示談成立を発表

 ▼11年2月18日 東京地裁で伊藤受刑者の初公判

 ▼21日 伊藤受刑者が保釈

 ▼3月3日 東京地裁で伊藤受刑者の第2回公判

 ▼14日 伊藤受刑者に懲役1年4月(求刑懲役2年)の実刑判決

 ▼4月10日 松竹が海老蔵が7月公演で復帰すると発表

 ▼30日 松竹が復帰公演の演目を発表

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