“抱かれたいほど男前な女性バンド”日米同時デビュー

日米同時デビューする女性だけのビジュアル系バンド「ｅｘｉｓｔ†ｔｒａｃｅ」

　女性だけのビジュアル系バンドが日米同時デビューする。５人組の「ｅｘｉｓｔ†ｔｒａｃｅ（イグジスト・トレイス）」で、１５日に日本でミニアルバム「ＴＲＵＥ」を発売。米国では同日から５曲を配信する。

　ボーカルのジョウ、ツインギターのｍｉｋｏ、乙魅（おみ）、ベースの猶人（なおと）、ドラムのＭａｌｌｙの５人組（いずれも年齢非公表）。バンド名を和訳した「存在の痕跡」がコンセプト。男性顔負けのハードロックを基に、音楽を通じて生きる意味を問う。

　０３年に結成し、０８年からメジャーデビューを目指しインディーズで始動。男性バンドのみが活躍するビジュアルシーンには珍しい存在だが、先駆者となるべく活動を続けてきた。０９年からインターネット上で“抱かれたいほど男前な女性バンド”と話題に。昨年春にベルリン、パリなど７都市に渡る欧州ツアーを敢行したほか、今年４月の米シアトルでのライブには３０００人を超えるファンが殺到した。

　ジョウは「力をつけた私たちが音楽シーンを揺るがす時が来たようです」と自信満々。１８日に東京・渋谷ＢＯＸＸでデビュー記念ライブを行う。