文楽座が日赤に義援金

[ 2011年4月26日 12:42 ]

日本赤十字社大阪府支部を訪れ、泉一男事務局長(右)に義援金を手渡す竹本住大夫

 文楽の太夫と三味線、人形遣いの技芸員でつくる人形浄瑠璃文楽座(大阪市中央区)の代表が26日、日本赤十字社大阪府支部を訪れ、東日本大震災の被災者を支援する義援金約1130万円を手渡した。

 文楽人形の「お園」も同席。人間国宝の竹本住大夫は「東北では地方公演をさせてもろうてます。(義援金は)気持ちだけですが、お役に立てたら」と話し、同支部の泉一男事務局長は「現地では役所が被害を受け、配布に時間がかかっているが、早く渡せるよう努力します」と応じた。

 技芸員は国立文楽劇場で今月開催された公演で募金活動し、来場者から約630万円が寄せられた。技芸員も計500万円を贈った。

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2011年4月26日のニュース