小澤征爾氏も太鼓判!ピアノ少女が女優デビュー

[ 2011年1月29日 06:00 ]

15歳の天才ピアニスト小林愛実さん。映画「ネムリユスリカ」で女優デビューする

 世界的指揮者の小澤征爾氏(75)プロデュースで4月に米国公演を行う中学3年生の天才ピアニスト小林愛実(こばやし・あいみ、15)さんが女優デビューする。映画「ネムリユスリカ」(11月公開)で、レイプ犯の娘という難役。劇中曲の演奏も手掛けている。

 愛実さんは9歳の時に小澤氏の前で初めてピアノ演奏を披露。卓越した技術と表現力が認められた。特に小澤氏からは「のみ込みが早い」と褒められたという。

 04年のショパン国際ピアノコンクール・アジア大会で史上最年少の9歳で1位を獲得。こうした実績を買われ、ニューヨーク・カーネギーホールで小澤氏の監督で演奏会を開くことになった。

 女優デビューのチャンスが舞い込んだのは、映画にピアノの演奏シーンがあったため。坂口香津美監督が演奏で感情表現のできる少女を探していた中、愛実さんに白羽の矢が立った。坂口監督は「演奏だけでなく演技でも存在感を見せてくれた」と絶賛。愛実さんは「ピアノを弾くだけと思ったらセリフがあってびっくり。でも楽しかった」と初々しく語っている。同作は26日に開幕したオランダのロッテルダム国際映画祭でも上映され、愛実さんが演技でも世界に認められるか注目だ。

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2011年1月29日のニュース