首痛なんの!アッコ 気合のリハ「紅組のために…」

[ 2010年12月31日 06:00 ]

首の痛みに耐えながら、熱唱する和田アキ子

 31日放送の「第61回NHK紅白歌合戦」(後7・30~11・45)のリハーサル2日目が30日、東京都渋谷区のNHKで行われた。前日29日に交通事故に遭い頸椎(けいつい)捻挫などを負った和田アキ子(60)は、大事をとって午前中でリハーサルを切り上げた。またSMAPの中居正広(38)は司会と所属事務所の先輩として、嵐に「お祭りなので楽しくやってほしい」とエールを送った。

 和田は午前10時40分ごろ、NHKホール入り。首には水色のコルセットが巻かれていたが、時折笑みも浮かんだ。
 紅白出場は34回目で紅組では最多。それだけに“リーダー”としての自覚もあり、ステージには「頸椎捻挫、腰部挫傷で10日間の加療が必要」と診断されたとは思えない気迫で登場した。バックに倖田來未(28)、AKB48らを従え、首でリズムを取り、腰をグラインドさせ熱唱。倖田らに「紅組のために、もっとちゃんと踊らんか!」とゲキまで飛ばした。
 リハーサル後の会見では「めっちゃ痛いですよ」と患部を気にしながらも、「医者から“安静にしとけ”言われても(紅白なんだから)しょうがないでしょ」と強い口調。「やんなきゃ年越せんですよ」と自分に言い聞かせるように話した。
 今回は初のメドレー。チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番をモチーフにした重厚な「人生はこれから」と、リズム感が命の「笑って許して」「古い日記」の3曲。「NHKの選曲、声張るやつばっかりやから。もう“笑って許して”どころやないのに」と苦笑した。
 会見後は検査のため病院に向かい、そのまま帰宅。午後の開会、閉会のリハーサルでは「和田アキ子」のボードを下げた事務所関係者が代理を務めた。いずれも和田の位置はステージ中央。「本番に万全を期すため、自宅で痛み止めとコルセットで回復に努めている」と事務所関係者。紅組勝利のため全力で歌う準備を整えている。
 事故は29日午後3時45分ごろに発生。NHK近くの交差点で和田が乗った乗用車が信号待ちしていた際、30代の男性が運転する乗用車に追突された。

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2010年12月31日のニュース