「おふくろに感謝」マッチが5人目の3冠獲得

[ 2010年12月31日 06:00 ]

 【第52回日本レコード大賞】2月発売のシングル「心 ざんばら」での歌唱が評価され最優秀歌唱賞を受賞した近藤真彦(46)は81年「ギンギラギンにさりげなく」の最優秀新人賞、87年「愚か者」の大賞に続き、史上5人目の3冠獲得。受賞曲3曲をメドレーで熱唱し、ジャニーズ事務所のタレントとして20年ぶり、自身22年ぶりにレコ大で歌声を響かせた。

 デビュー30周年。「歌唱賞は歌い込んできたベテランの方が多かった。この賞をいただいていいのか一瞬悩んでしまったこともあったが、30年のご褒美」と満足げ。円熟味を増した歌声で会場を魅了した。
 レコ大をめぐっては大賞獲得の87年、母親・美恵子さんの遺骨が盗まれ賞の辞退を促す脅迫電話を受けた。いまだ遺骨は見つからず、3月に放送されたテレビ番組で「この仕事をしていなければ遺骨が盗まれることもなかった」と号泣した。
 それから23年。やや声を詰まらせながら「生んでくれた母親、おふくろに感謝したい」とキッパリ。「最後はちょっと(涙がこみ上げて)きたよ。ヤッベーって思った」とおどけつつ、天国の美恵子さんに対する強い思いを打ち明けた。
 「年末の空気はいいね。ここに身を置くようにしていかないと」と笑顔。「またいい歌に巡り合って、このレコ大に挑戦してこいというメッセージだと思う」と、次なる登場に意欲を見せた。

続きを表示

2010年12月31日のニュース